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マーケット動向・最新の注目ニュース

『農園リゾート』全国展開

2020.07.28
『農園リゾート』全国展開


  ≪7/28日経「千葉版」より≫

千葉県香取市で「農園リゾート」施設を運営するザファームは施設の全国展開に乗り出す。フランチャイズ(FC)方式を採用し キャンプや収穫体験ができる施設を大都市圏を中心に開設する。温泉施設の運営企業と資本業務提携を結び、アウトドアと入浴を楽しめる施設づくりを進める。

ザファームが香取市に2013年開設した施設は約10万平方メートルの敷地を擁し、手ぶらでグランピングやキャンプ、農作物の収穫体験を楽しめるサービスを提供している。現在では首都圏を中心に年間25万人を集める人気ぶりで、大阪や名古屋、福岡など、ほかの大都市圏でも需要が見込めると判断した。

大都市圏の郊外に広がる中山間地の耕作放棄地やゴルフ場の跡地などを活用し、広大な敷地を確保することを想定している。各地でFCによる運営業者を選定し、今後1年間で3カ所の新規着工を目指す。

各地の事業者選定にあたっては地元企業を重視する。ザファームの武田泰明社長は「地域に精通した人の知見を取り入れられるほか、地域の雇用を生み出すメリットが見込める」と話す。

新設する農園リゾートは香取市の施設以上に入浴施設を充実させる。全国展開に先立ち、ザファームは温泉施設を運営する温泉道場(埼玉県ときがわ町)と相互に3%ずつ出資する資本業務提携を結んだ。

温泉道場は飲食店を併設する温浴施設「おふろcafe」を埼玉県内を中心に展開。「アウトドア」「昭和レトロ」と各店舗のテーマに合わせたデザイン性の高い店舗づくりが特長で 女性客らの人気を集めている。温泉道場のノウハウを取り入れ、リゾートの入浴施設の設備やサービスの充実につなげる。


新型コロナウイルスの感染拡大で観光業界に逆風が吹くなか、屋外型で「密」を避けられる施設は集客が比較的堅調だ。ザファームも「予約待ちが出る状況が現在も続いている」(武田社長)。農園リゾートはコロナ後の観光の「新常態」としての需要も見込む。

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