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マーケット動向・最新の注目ニュース

免疫力で感染防止

2020.05.04
免疫力で感染防止
Bruno /GermanyによるPixabayからの画像  

   ≪5/1日経新聞より≫

2段階防御、コロナで注目

新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、ウイルスなどの病原体から体を守る免疫の働きが改めて注目されている。人間は主に2段階の仕組みで病原体からの攻撃を防御しているが、新型ウイルスはこの攻撃を巧みにかいくぐり、病気を引き起こしているからだ。免疫の働きを理解しながら生活することが、感染を予防するヒントになりそうだ。


免疫は細菌やウイルスなどの病原体が体に入ったときに攻撃して、働かなくしたり体から追い出したりする。この免疫によって、病原体などが多く存在する野外でも生活できる。人間の生命維持に欠かせない大切な機能だ。

免疫の仕組みは主に2つある。1つは病原体が入ってきたときにいち早く察知して最初に働き始める「自然免疫」という仕組み。自然免疫は血液に含まれるマクロファージや好中球、樹状細胞などの細胞などが担う。「食細胞」と呼ばれ、ウイルスなどの病原体を取り込み排除する。病原体が増えてインフルエンザや麻疹などが発症するのを防ぐ。





BCGが有効?

新型コロナウイルスの感染では、この自然免疫が注目されている。結核を予防する「BCG」というワクチンを接種する国で、新型コロナウイルス感染症の患者が少ないからだ。BCGが自然免疫の働きを高めているという。大阪大学教授の熊ノ郷淳さんはBCGの効果は分からないとしつつ「病原体の感染で自然免疫に変化が起き、次の感染に対応しやすくなるとの論文も増えている」と指摘する。

そもそもBCGは牛に感染する結核菌を使い、毒性を弱めてつくったワクチンだ。乳幼児の結核の予防効果が認められている。9本の針が並んだ注射器で接種し、その跡が肌の表面に長年残ることから「はんこ注射」で知られている。

日本や韓国、中国などでは生後すぐに接種する制度があるが、米国やイタリアは導入したことがなく、スペインやフランスは過去に中止した。米ニューヨーク工科大学の研究グループは各国の接種方針と新型コロナウイルス感染症の罹患(りかん)率や死亡率との関係を調べたところ、イタリアや米国など接種しない国は、日本やブラジルなど接種を推進する国より罹患率や死亡率は高かったとしている。

ただ、自然免疫を担う細胞は寿命が短くて働きが長く続かないうえ、特定の病原体を狙って攻撃する能力は高くない。自然免疫の攻撃を逃れ、体の奥深く侵入する病原体も少なくない。BCGの効果に懐疑的な専門家もおり、不明な点は多い。

抗体を作り出す

その点から、もう1つの免疫の働きである「獲得免疫」に期待が集まる。獲得免疫は病原体の特徴を調べて攻撃する仕組み。まず血液に含まれる樹状細胞などが病原体を取り込み、ペプチド(たんぱく質の断片)に分解。樹状細胞はリンパ節や脾臓(ひぞう)へ移動し、病原体の目印になるペプチドをヘルパーT細胞という免疫の司令塔に示す。

ヘルパーT細胞は 更に病原体の特徴を「キラーT細胞」や「B細胞」と呼ばれる 他の免疫細胞に伝える。この情報を受け、キラーT細胞は標的の病原体に感染した細胞を強力に攻撃。一方、B細胞は「免疫グロブリン」と呼ばれる抗体を作り出し病原体の働きを抑え込む。少し複雑な仕組みではあるが、新型のウイルス等に対応するための巧妙な免疫システムだ。

複雑な仕組み、謎多く 

この抗体は感染者が免疫を獲得したかどうかを調べる検査としても注目集める。6〜7割程度の住民が抗体を持てば、感染の拡大を防げる「集団免疫」につながるからだ。

獲得免疫はワクチンの効果にとってもカギを握る。一旦 感染して免疫が得られれば、数年〜数十年の期間にわたり抗体が体内にできるからだ。ただ 新型コロナウイルスでは感染しても抗体ができにくいとの指摘も出ている。

詳しいメカニズムの解明はこれからの研究に委ねられるが、複雑な免疫システムはいまだにナゾの多い分野だ。いずれにしても感染の予防には免疫の働きを高める生活が欠かせない。まず十分な睡眠と食事が大切だといえそうだ。


病原体の一部などを体内に投与して、感染症を予防する医薬品。体の中に病原体の働きを抑える抗体などを作らせて、感染症に対する免疫を得る。18世紀末に英国の医学者ジェンナーが天然痘のワクチンとして世界で初めて実用化した。

ワクチンには毒性を弱めた細菌を使う「生ワクチン」や化学処理で死んだ病原体を活用する「不活化ワクチン」、病原体が持つ毒素を使用する「トキソイド」などがある。最近はウイルスが持つDNAを使う「DNAワクチン」の開発も進む。BCGや麻疹は生ワクチン、一部インフルエンザや狂犬病は不活化ワクチンだ。


nnaakkによるPixabayからの画像

かがくアゴラ  
VALUENEX社長 中村達生氏
コロナ研究の「空白」解析 

科学論文や特許情報のビッグデータの「可視化」を手がけるベンチャー企業VALUENEX(バリューネックス)の中村達生社長は、新型コロナウイルス関連の研究動向を分析して興味深い傾向をつかんだ。

多くの政府系研究機関やシンクタンクが科学技術動向を分析し、政策立案などに役立てている。ほとんどがキーワード検索を柱とするが、実は専門用語は人によって使い方が異なるし独自の造語もあり、うまく検索できない場合も多い。そこで、たとえば論文の文章全体を対象に解析する手法を実用化した。

文章中のすべての言葉を比べて関係性を見いだす。類似性だけでなく「何が欠けているか」も浮かび上がらせる。結果を座標軸上にまとめ、一目で全体的な傾向がわかるようにするという意味で「俯瞰(ふかん)解析」と呼んでいる。これまで企業の特許情報などを分析し、提携の相乗効果、補完性の有無などを明らかにしてきた。

新型コロナウイルス感染症の対策にも生かせるのではないか。そう考え、米国立医学図書館が運営する論文データベース「PubMed」に収録されている医学論文を解析した。富士フイルム富山化学が開発した新型インフルエンザ薬で、新型コロナの治療にも使えそうだと期待されている「ファビピラビル」をタイトルまたは論文序文に含む431本を対象にした。

すると、公衆衛生や診断に関係する論文の集まりと、治療薬関連の論文の集団との間に「空白」が存在した。つまり、病状の診断内容を治療に結びつける部分の研究が足りない可能性を示していた。国際協力などを効率的に進めるうえで、こうした解析は役立ちそうだ。量子コンピューターを使えば、より速く正確に結果を出せるだろう。この手の開発をするのに米シリコンバレーに勝る場所はない。現地拠点でインターンとして活躍するスタンフォード大学の学生らと議論しながら、技術を磨きたい。

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